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水で生活が変わる?日本の軟水とパリの硬水

2018-01-18 Thu

林 拓摩

今回はフランス・パリの水事情について紹介します。日本は軟水でパリは硬水であるということを知っていても、それがどのように生活に影響しているのかをご存知の方は多くないと思います。こちらを参考にしていただくと、パリと日本の違いがイメージしやすくなり「日本に住んでいてよかったな」と感じられるかもしれません。

日本は軟水、パリは硬水

「硬水」は日本人にはあまり馴染みのないものですが、地質の関係でフランスの水は硬水が一般的です。硬水は水の中にミネラルやカルシウム、マグネシウムなどが溶け込んでおり、その量の多さで軟水か硬水かが決まります。パリの水道水をそのまま飲んでも安全ですが、硬水に慣れていない日本人はお腹を壊してしまうことがあります。同じように未発達の赤ちゃんも硬水に身体が対応できないため、ヨーロッパでは軟水と硬水のペットボトル飲料水が分けて売られています。

硬水だと生活はどうなる?

日本では水道水が軟水のため、飲水もお風呂の水もすべて軟水です。そのため、硬水で生活するパリの人々の生活がどのようなものなのかイメージしにくいですよね。以下では、身近な生活が硬水によってどうなるか紹介します。

お風呂(シャワー)

硬水のシャワーを浴び続けると、肌がゴワゴワしたり乾燥によって粉がふきやすくなったりします。髪もツヤがなくなり、バサバサしたり傷みやすくなったりするので、ヨーロッパでは日本のように毎日髪を洗うという習慣がありません。

飲用水

慣れないとカルシウムやミネラルが消化しきれず、下痢を引き起こします。しかし、不足しがちな栄養素でもあるので、美容や健康に気を使うモデルや女優は、積極的に硬水を飲んでいるのです。

洗濯

硬水というだけで衣類が傷みます。さらに硬水は洗剤が溶けにくいという性質があるため、お湯で洗濯するのが一般的。温度が高い硬水で洗濯するのが当たり前のパリでは、日本よりも服がダメになりやすいのです。また、お湯で洗うので色落ちもしやすく、ミネラルなどによって白服が黒ずむなどの問題も起こります。

食器などの洗い物

お皿などを洗って水切りのために放置すると、水の跡が白く残ります。カルシウムやマグネシウムが白く結晶として残ったもので「カルキ」と呼びますが、身体に害はありません。

パリの生活では、お湯を沸かすケトルの内側がカルキで真っ白になったり、蛇口やシャワーヘッドがカルキで詰まったりするので、定期的にカルキ除去をする必要があるのです。

まとめ

いかがでしたか? 以上のように見ると、日本は軟水でよかったと感じるかもしれませんが、パリの人々は当たり前のように硬水で生活しています。どちらが優れている・劣っているではなく、日本の外では「非常識が常識」であるということを知っておくと、日々の生活を豊かに送れるのではないでしょうか。

 

 

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